マルチトレーラー

建機CG第12弾、
日本のトーヨートレーラー社の
「マルチトレーラー」というトレーラーをご紹介します。


ズゴ~ンと全体像。

赤い車体がカックイイ。
やっぱトレーラーは赤がイチバンですな。
このマルチトレーラーは3軸、5軸、6軸のバリエーションがありますが
車輪フェチのみなさんのご所望はやっぱり最大の6軸ですよね。
ということで6軸を造ってみました。


上から目線。

6軸24輪の車輪がフレームから左右に突き出した独特な構造です。
3軸のモジュールを2つ組み合わせて6軸になっています。
全長は22.4mもあります。全幅は3.2mです。
最大積載量は驚異の110トン。ごいす〜。


横から目線。

地を這うような低いフォルムがいいですね~。
グースネックの下で人影君が雨宿り中。
その人影君と比べると、かなり大きな車体ですね。


斜め後方。

フロア前端から車軸後端までは長さ18.2m。
全体がフルフラットになってます。


後ろから。いいですね〜。

車軸はそれぞれが独立懸架サスになってます。
フロアの高さはわずか53cmでして、
このサスを上下させて±15cmの範囲で高さ変更ができます。


ペパクラ16輪のデータと。

ペパクラを造った時の元データと並べてみました。
長さが16輪の倍ありますね。ごいす〜。


車軸。なぜか人影君が寝てます。

車軸の無骨さがソソりますね〜。
タイヤは 235/75R17.5でして外径約80cmになります。
車輪のとこに斜めに突き出してる筒はエアブレーキのタンクです。
プシプシといい音がしそうですな。


フロア部。

横向きに4本のビームと、幅広のトレイがあります。
ビームは状況によって位置を前後に変えられるようです。
トレイにはグースネックから伸びてきたケーブルがとぐろを巻いてます。


グースネック。

幅2.4m、高さ2.5mあります。
サイドパネルを開けるとステアや車高をコントロールする制御盤が現れます。


5分程で造ったいい加減なトラクタと。

グースネックからカプラに円筒形のアダプタが伸びてます。
このアダプタは高さを変えられるようになってます。


さらにフロアはみょいんと伸ばせます。

4.0m伸ばせて、全長は26.4mになります。
トレイの上でとぐろを巻いてたケーブルもまっすぐに。


伸ばした全体像。

トラクタと合わせると全長30mぐらいになりますです。
国内のトレーラーとしては最長クラスではないでしょうか。


うりゃっとステア。

6軸がリンクしてステアします。
エアブレーキのタンクごとステアする独特の構造です。


ステアして後方から。

いい感じですね~。ああ、踏まれたい。
ほんでもってバックしてきたやつに、もっかい踏まれたい。


真後ろから。

この角度もいいですね~。
後軸ほど大きくステアしてますが、
全軸を同じ角度にしたいわゆるカニ走りも可能です。


実はこのトレーラーはペパクラ化をたくらんで造り始めました。

ほんで途中までデータ(5軸版)を造ってたんですが、
どうしても細かいところの再現性が低くなったりで気に入らず、
製作着手から実に約2年もウダウダしてたんです。


そこで私は思いました。

こうなったらもう、3Dプリント化するしかないッ!
はしごセット1200tクレーンパーツセットのデータを造って来た
今の私になら可能なはずッッ!!(おおげさ)
ということで、がんばってデータ作成して全67パーツに仕上げました。


パーツを整列させてランナーを追加。

9パーツにまとめました。
下の水色は出力可能エリア。
それにほぼギリギリで何とか納まりました。
このデータを業者さんに渡してプリントしてもらうのじゃ~。


ついに3Dプリントで建機そのものを作り始めた私。
この後どうなるかは続編でご報告します。
超久々の模型製作なので、
工具やら塗料やらもいろいろ準備せねばです。