1968年に公開されたこの映画。
その内容は哲学的で難解なイメージがありますが、
映画内に出てくる数々の宇宙船のデザインは
非常に優れた機能美を持ち合わせており、
公開から40年近くになる現在でも
古めかしさを全く感じさせません。
今回はその中から
木星探査船ディスカバリー号に搭載されている
「スペースポッド」を作ってみました。
正面から。
直径は約2mの球を基本とした丸っこいフォルム。
2組のアーム、4つのヘッドライトなどが
機能的にレイアウトされています。
人影君との2ショット。
とっても小さな機体であることがわかります。
一家に一台。セカンドカーとして重宝しそうです。
本体はこのように完全な球をベースに作られています。
どのパーツもその機能や配置を考え抜かれており、無駄な装飾を一切廃したデザイン。機能美フェチとしては非常にソソリますですね〜。
星を背景にサイドから。
黒い丸は姿勢制御用のスラスター(噴射装置)です。
各所に注意書きが記してあるのもイイですね〜。
後ろから。
真ん中が乗込みハッチです。
"CAUTION"なんて書いてありますが、
非常時にはハッチを爆破して脱出するようになっていてます。
右上のスラスター(センサーかも)がピョコッと飛び出てるのは
右にスライドして開くハッチの邪魔にならないように。
こんなところにも機能美が。
下からググッと。
ボディ下面は映画内でもほとんど出てこないんですが
こんな感じになっています。
アーム。
2組のアームは1組あたり9ヶ所が動き、とても器用です。
映画の中でもいろんなことをします。
正面アップ。
楕円のフロントウインドウが目立ちます。
その下には各種センサーが。
その中央にある赤いものは
超コンピューター "HAL9000"の「目」です。
怖いヤツなんですわ〜、コレが。
実はアトミックシティというところから
このポッドの模型が出てたそうです。欲しい〜。