ジョー「命令のままに。ふぃ〜ん、ふぃ〜ん。」
上下逆さまの知欠ジョー。宇宙空間なので無重力なのだ。
ということで逆さまになりながら3Dデータを作成。
こちらもあれこれ試作を繰返しながらMTFさんと共同で作成しました。
品番は「せんにひゃくとん〜〜せっと・ばーじょん1」から
SNS1となっております。
ソーシャルなんとかとは違いますので気をつけましょう。
そして3Dプリンターで出力された実物。
8種14個のパーツのセットとなっています。
この状態で全体は9cm×5cmです。
表面には3D製造時にオイルが付いてる事がありますので、
ぬるま湯+台所洗剤で洗ってくださいませ。
特にパーツ番号1番の表面のメッシュにはオイルが溜まりやすいので
歯ブラシでゴシゴシ洗浄する事をお勧めします。
また、3D造形時のゴミがパーツのところどころに
糸くずのように付いてる場合がありますので、
ピンセットで取り除いてください。
そしてプライマー、シルバー、クリアを塗装。
細長いパーツは3D製造時の熱処理で若干反っている場合があります。
その場合は熱いお湯(ヤケド注意)に浸したあとに割り箸で取り出し、
定規で平面に押し付けるなどして修正をお願いします。
3Dプリンターでは積層段差と言われる細かいスジが
どうしても出てしまいます。
これが目立つ場合はパーツをランナーから外して
3Dプリンター用の研磨フィルムや紙ヤスリ(#400ぐらい)で
均してから個別に塗装をしてください。
では電材さんのLTM11200の写真も交えて順にご紹介をば。
まずは、地面からはしごを上がった旋回体基部に張り出してる
ステップです。
パーツ番号1番:ステップ、2番:ステー。
左右両方分ということで、それぞれ同じ形状の物が2個ずつあります。
パーツに左右の区別はありませんので、
どちらも同じように使えます。
ステーはこのようにLTM11200の旋回体基部のスキマに
ぴったりハマるようになっています。
このままでも落ちないようにはしていますが、
曲面部分に両面テープを貼って本体に取り付けるとより安定します。
また、ステーは分かりやすいようにシルバーで塗装してますが、
クレーン本体の色に合わせて塗装するのも良いかと思います。
パーツ裏面。ステップは2本の梁がある方が裏面です。
裏面は塗装強度テストで爪でコリコリしたりしたんでボロボロですな。
両面テープを使わない場合は、このように
先にステップの梁部分にステーを組み合わせてから
本体に組付けるとスムーズです。
ステップを取り付けた様子。いいですね〜。
逆サイドにも同様にして取り付けてください。
ステップはこのように左後ろアウトリガにある
ラックに格納する事も出来ます。
実はここにステップを格納するのが実機のラックの真の役割。
はしごセットAと組み合わせて、下から
ステップ、はしご、ステップ2個目、スライダー
の順に載せると実機の完全再現になります。
続いてはオペキャブ横の手すりに付けられたはしご。
クレーンキャブ用はしごと呼んでおります。
パーツ番号3番:クレーンキャブ用はしご、
4番:ステー接着タイプ(中段の2個)、
5番:ステークリップタイプ(下段の2個)。
クレーンキャブ用はしごは実機では2つ折りで180度展開しますが、
このキットでは可動なしです。あしからずでございます。
まずは取り付け簡単な5番:ステークリップタイプからご説明。
このようにクレーン本体の手すりの縦棒2カ所に
ステーをパチッとはめ込めるように作っています。
ステーは二個とも同じ形状です。上下の向きにご注意を。
そこにすかさず3番:クレーンキャブ用はしごをぶら下げます。
電材さんの実機ではT字の突き出しが前に向くように取り付けられてますが、
このようにT字が後ろを向くようにも付けられます。
国外の実機ではこの向きが多いみたいです。
よりリアル志向のあなたには4番:ステー接着タイプを。
丸棒付きの大きい方のパーツを手すり後方の横棒間に接着し、
もうひとつの小さい方を前の縦棒に接着します。
こちらの方がより実機に近くなります。
本体への接着が必要なため、4番は改造上級者向けのパーツとなります。
続いて6番:折り畳み式はしご。
クレーン本体の後部アウトリガ付け根にあらかじめ付いているパーツの
置き換えになります。見栄えがアップしますです。
あらかじめ付いているパーツは
2カ所のダボで本体に接着されてますので、
これを抜き取って入れ替えます。
なのでこちらも改造上級者向けのパーツとなります。
ビフォア・アフター。
ダルかった左のディテールが右のようにバッチリに。
なんということでしょう。
ラストはサイドバンパーです。
前後のアウトリガ付け根にあるフェンダー間に
サイドバンパーがあります。
こちらも改造上級者向けのパーツです。
パーツは7番:前方用と8番:後方用。
短いのが前方用です。
こちらも左右の区別はありません。
両端に小さい穴が開いてるのが下面になります。
手元のサンプルはこのようにちと曲がってましたので
必殺の熱湯攻撃で修正しました。
サイドバンパーを付ける前の本体。
実はクレーン本体のフェンダー間には数ミリの個体差があり、
左右でも寸法が違うこともあります。
このためサイドバンパーは長めに作っておりまして、
仮組みをしながら両端を削って調整をお願いします。
取り付け後。キラ〜ン。
サイドバンパーで引き締まって見えます。
フェンダーのカドに接着剤で取り付けてください。
間違えてフェンダーの下の泥よけに付けちゃわないようにご注意を。
実機ではサイドバンパーの下にU字のバーがあります。
これも再現したい場合は洋白線や真鍮線を曲げて、
サイドバンパー下面の穴をガイドに取り付けてくださいませ。
以上でパーツのご説明は完了。
まとめますと、4番:ステー接着タイプ
6番:折り畳み式はしご、7・8番:サイドバンパーは
上級者向けとなります。
全パーツを取り付けますればこちらの実機画像も...。
このようにカンポキに再現できます。
写ってませんが折り畳み式はしごもちゃんと取り付けてますゾ。
はしごセットAのパーツも動員して、なぜか脚立まで出してます。
オールスターキャストですな。
「どうだいメアリー、このステップさえあれば
LTM11200のワックス掛けも<後略>」
「まあジョージ、かっこい<後略>」
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