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ハカセジョーの実験室


知欠ジョースタジオ エピソード3

実際の『知欠ジョースタジオ エピソード3』について説明するぞい。

コンセプトは
  1. 6畳間にセット可能な省スペース 未使用時にはさらに省スペースに
  2. 財布に優しい低料金 丈夫な構成で維持費のお支払いも楽々

なにやら腹筋を鍛えるマシンのテレショップみたいになって来おったが、早速見てもらおうかのう。

■スタジオ・フレーム

これが『知欠ジョースタジオ エピソード3』のフレームぢゃ。60cmのパイプを7本組み合わせておる。縦の中央のパイプは黒バックとトップライトを支える役目があって、左右にスライドもできるようになっておるぞい。また床に斜めに置いてあるパイプはディフューザーを支えるためのもので 90cmある。これは後で組み付けるのぢゃ。

このフレームは使わない時はバラしてまとめて縛っておけばほとんど場所を取らんので収納性がとっても良いぞい。パイプは踏んで割れたりしないように金属製を選んでおるので、末永く使えそうぢゃ。また色は重要ぢゃ。模型に映り込んでも問題ないように、白いヤツを使うのぢゃ。
パイプフレームの購入費は 3.5カツ丼くらいぢゃ。近所のホームセンターで買ったものぢゃ。最近は100円ショップなどでもパイプフレームを売っておるのう。買う際には強度と色に注意ぢゃ。

■ライト

まずはトップライトぢゃ。蛍光灯のクリップライトで、パイプフレームをくわえ込む形で固定しておる。
続いてサイドライトぢゃ。こちらは蛍光灯スタンドで、前後を逆にして思い切りエビ反っておる。これは蛍光灯の場合矢印のように管と直角の方向に光が広がるので、その特性を生かすためぢゃ。

ライトも同じホームセンターで買ったものぢゃ。インバーター回路付きなんで値段は1つ 3.5カツ丼。ちと高かったかものう。ウチにある余った蛍光灯スタンドでも良いが、その時は蛍光管を新品に替えた方が良いぢゃろう。
ライトのポイントは3つのライトの種類と交換時期を合わせるということぢゃ。トップだけ電球スタンドとか、左だけ古い蛍光スタンドとかにすると光に色がついてしまって、きれいな撮影ができなくなるぞい。

■黒バックとディフューザー

ディフューザーの取り付けのために上側に90cmのパイプを組み付け、ライトを付けてみるとこんな感じぢゃ。イイ雰囲気で光っておるのう。黒バックは奥を縦のパイプに洗濯バサミで留めてあるからずれることはないんぢゃ。

黒バックの正体はクラフトシートと言って、ポリプロピレン製のフニフニと柔らかい板ぢゃ。サイズは 98cm×55cm。片面が光沢あり、片面が皮シボ風の光沢なしぢゃ。好きな面を選べば良いが、光沢ありの面はキズやホコリが目立ちやすくてメンテがチトたいへんぢゃ。知欠ジョーは光沢なしの面を使っておるぞい。

そしてその上からディフューザーを被せる。知欠ジョーはトレーシングペーパーではなく、なんと障子紙をディフューザーとして使っておるぞ。普通の障子紙はパルプ原料のため破れやすいので、ポリエステル原料の「破れにくい」タイプを使っておる。サイズは 94cm幅ぢゃ。

これをラップを掛けるように全体にかぶせ、要所を洗濯バサミで留めればOKぢゃ。最後にトップライトを遮る黒い板を載せるんぢゃが、黒い板がどっか行ったのでとりあえず紙袋を置いてみたぞい。ライトの熱に注意ぢゃ(汗。
黒バックと障子紙はそれぞれ1カツ丼ぢゃ。障子紙に松竹梅の模様とかが入ってるとそれが模型に映り込んで「和風な模型」になってしまうから気をつけるんぢゃぞ。

■その他の小物

その他に使ってるのは2枚の鏡。大きい方で 15cm×22cmぢゃ。裏面が白なんでひっくり返せばレフ板としても使えるぞい。
それと手前の毛ボウキはパソコン用のヤツで黒バックの上のホコリを払うためのものぢゃ。その隣のもパソコン用のぢゃがコシが強いので模型のホコリを払うのに最適ぢゃ。
ところで、大きい方の鏡にパイプが映り込んどるのが分かるぢゃろう。模型もウインドウやメッキパーツがあれば同じように映り込んでしまうんぢゃ。だから最初にも書いたようにパイプは白いヤツが良いのぢゃな。
鏡は 100円ショップで買った物ぢゃ。2つの毛ボウキはもともと持ってた物ぢゃが、買うなら2つで1カツ丼くらいぢゃな。

これが『知欠ジョースタジオ エピソード3』の全貌ぢゃ。コンセプトを振り返ると、

  1. 6畳間にセット可能な省スペース 未使用時にはさらに省スペースに
    これは見事にクリアぢゃな。分解が簡単なパイプフレームにしたことで、これ以上ない程の省スペースを実現しとる。
     
  2. 財布に優しい低料金 丈夫な構成で維持費のお支払いも楽々
    フレーム+ ライト×3+ 黒バック+ ディフューザー+ 鏡2枚で、合計は約16カツ丼。やっぱりライトがチト高かったのう。安いライトを見つければ10カツ丼程度で収まりそうぢゃ。
    黒バックもディフューザーも丈夫で破れたりはせんから、維持費はたまに蛍光灯を替える程度かの。その蛍光灯も撮影時しか使わんから、かな〜り長持ちしそうぢゃ。

次はカメラのセッティングについて解説するぞい。