でかいぜ2

運搬状況に引き続き、
07.08.06に行われた架設現場の様子をお伝えします。


さて、前日のカスミとはうってかわって素晴らしい天気。行楽日和&架設日和&激写日和でございます。
う〜ん、のどかな風景ですね〜。北の方から鹿児島湾を進みます。右奥が桜島です。
んで、ググッと目を凝らせばそこに海翔の姿が。思わず胸が高鳴ります。
現場近く。

いきなりニョッキリとそびえる高さ140mのラチスなブーム。こうやって対比物があるとその巨大さをより実感できますね〜。


んでもって現場に到着。

手前には橋までの取り付け道路が約500m延びています。
その下には見学用の臨時駐車場が設けてありました。
ありがたや、ありがたや。


工事全景。

南側から見てます。左の陸地が桜島。
そこにあるのが1回目に架設した起点側ブロックです。
ちなみにこの橋は完成すれば九州で1位、
全国でも3位のアーチ橋になるそうです。
3分割のブロックはそれぞれ千葉、広島、和歌山で製造され、
分解輸送後に鹿児島湾の埋め立て地で再度組み立てられて
海翔で湾内を運搬されてきました。


今回の終点側ブロックのアップ。

全長63m、架設重量1390トン、高さも30m位あります。
ラフターも載ってますね。
そしてなんと、
赤い矢印の所に見学用テントが設けてあって、
そこから海翔の姿をバッチシ拝むことが出来るのです。
ああ、ありがたや、ありがたや。

ということで、取り付け道路の起点まで
テクテクと500m歩いて、
そこから道路上を500m歩いて
テントに向かいましたのです。

道路起点にある完成予想図の大きな看板。

北側からの絵になります。2003年から工事が始まってるんですね。


作業船の姿も。

よく見るとヘサキに油圧ブームが付いてるではないですか。
錨を張るためのものですね。
これは伸び縮みするのかな〜。


道路起点に到着。

ここから坂を上ればベストポジションが待っとる訳です。


登るにつれて海翔の姿がドンドン近づいてきます。

400mほど登ってきたでしょうか。
全貌を臨むまで、あと一歩〜!

そしたらここでとんでもないことがおこったのよ。ぱしゃぱしゃうつしてたら、でじかめのでんげんがぷちっときれたわ。あら、もうでんちぎれかしら、ちょっとはやくない?でもさいあくなことに、あたらしいでんちはくるまのなかなのよ。せっかくここまでのぼってきたのに、またよんひゃくめぇとるてくてくおりて、ごひゃくめぇとるもどらないといけないのよ。このかんかんでりのなかで。そしてでんちをかえたら、またごひゃくめぇとるあるいて、よんひゃくめぇとるのぼらないといけないのよ。このかんかんでりのなかで。もうだつりょくだわよ。しょうがないからもどったわよ。このあたしが。わざわざ。あせだくで。で、やっとのおもいでくるまにたどりついて、やっとのおもいででんちをかえたら、なんてことなの、それでもでんげんがはいらないのよ。いったいあたしがなにしたっていうのよ。もうでじかめくいちぎってやろうかとおもったわよ。うっき〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!

ああ、読みにくい(汗。
無理して解読して頂くのもアレですので
要点だけ言いますと、
この期に及んでデジカメが壊れやがりました(泣

撮影はなんとかシャッター音がするですが、
液晶をオンにすると電源が勝手に落ちてしまうんです。
こうなると設定も変えられないし、
ちゃんと写ってるのか確認もできません。
ああ、なんということでしょう。

ということで、ここから先は写ってるのかどうか、
そして写ってるとして画角は合ってるのか、
不安と焦りの中で撮影した
血と汗と涙の結晶ということです。
皆さんも泣きながらご覧ください#おおげさ。 


ついに出会えた海翔のお姿。

ということで、何とか撮影は出来てました〜。
でもやっぱり画角がズレてて
さらにフェンス越しだったため網々が映り込んでたので、
1アングルごとに微妙にずらしながら5枚くらいずつ撮影して
あとから画像処理でくっつけて網を消しました。
長さ120mの台船がズドーンと。
これはもう感激です。

今回はこちらに大きな画像も用意しました。
クリックしてじっくりと見てくださいまし。

 
オペキャブのアップ。

吉田号に比べるとだいぶ横幅が小さくて
すっきりした感じですね。
空力が良さそうです#また言ってる。
奥に見える錨用のウインチがゴツいですね〜。


ブーム付け根。

真ん中にあるピンは直径何センチぐらいあるんでしょう。
そのピンで数千トンの重さを受け止めるわけですよね。
すごいですね〜。
奥にはいつも載せてある海翔専用のラフターの姿も見えます。


左端。

スケールを実感できる物がありましたぞ。
自転車が2台置いてあります。
その自転車がこの大きさとは、全体がいかに大きいか。
ひょっとして船上を自転車で行き来してるの?


後部マスト。

高さ50mぐらいあります。
ワイヤー地獄です。


そしてブーム。

ホネホネ構造が非常にソソりますね〜。
ラチスは直径1mぐらいありそうです。


先端部のアップ。

ラチス構造がかなり複雑です。
この先端にもちっちゃい神社があるのかも知れません。


フック。

ここも高さ5mぐらいはあるでしょう。
1本で1025トン吊りになります。


吊り荷。

作業員さんがいるところから先が全部吊り荷です。
ここまで近づいて見ることが出来たんです〜。

デジカメショックのためテント内とか撮りわすれちゃいましたが、
係の方に工事のパンフレットを頂いて
色々な説明もして頂きました。
ありがとうございました。


デジカメは悲しいことになってしまいましたが、
至近距離からの素晴らしい眺めを
堪能することが出来ました。行って良かったです。はい。