突撃偵察

2012.05.25深夜にブレードの移送があるとの情報を頂き、
またしても吊師さんと偵察に行って参りました。



パート1で偵察した川内港。

すでにトレーラーにブレードが積み込まれ、
5台ほどの先導車の横で10名ほどの皆さんが打ち合せ中です。
ブレードは1/3程の数がすでに移送されているようで、
数が少なくなっております。


ブレードを積んだトレーラー。

準備万端。各部のライトがカックイイです。
近くにクレーンの姿はありませんでしたが、
積み込みはラフター2台で行われたのかなと思います。


トラクタを後方から。

すでにエンジンがかけれられており、
辺りに重低音が響き渡ります。


前方のドーリー。

左端の作業員さんと比べると、積み荷の巨大さがわかりますね。
ラック上端までの高さは5m近くありそうです。


後方から。

暗闇の中のブレードがカックイイですね〜。
写真はシャッター速度4秒。
3脚を持ってきたおかげで手ブレせずにばっちり撮れました。


深夜12時。いよいよ出発です。

静止画で4秒とかで撮ってると動くターゲットがブレまくるので、
ここからはデジカメでムービー撮影したものをキャプチャしてます。
画質悪いですがご勘弁を。どうかひとつ。


移動するトレーラー。

全長約50m、計26輪の姿がソソります。
人が歩くほどの速度での、ゆっくりとした出発です。
重低音がドドドドとトドロキます。


後部のドーリー。

ドーリーは後輪がステアするようになっており、
後ろから作業員さんがラジコンで操作してます。
操作の度にステアのモーターからウイーン、ウイーンと
ガイコツになったターミネーターが動くときのような
甲高い音がします。おでんでんででん。


ゆっくり港を出るトレーラー。右に大きく旋回中です。

10mぐらい後ろにはみ出したブレード先端は振動でブルブル震えてます。
港を出た後はドーリーのステアをガチャンとロックし、
作業員さんも全員先導車に乗り込んで
時速40kmぐらいでの高速移動開始です。
我々もすかさず車に乗り込み、脇道から先回りを実行しました。


先回り先は川内川を渡った先のT字路。
図解付きとはなんと親切な。ご褒美になんか下さい。

ここが狭い上に信号電柱が邪魔で、道路脇には謎の鉄板も敷かれてます。
どうやってクリアするのか気になっていました。
画面左側に行きたいトレーラーを
知欠ジョーは正面側から撮影してます。
すんげ〜暗かったんで画質が超悪いです。すんまそん。


ここでトレーラーは画面右側に。

行きたい方向とは逆向きに交差点を通りすぎました。
この時も信号機にトラクタの右前がギリギリ、
ブレードのオケツは脇に生えている木にギリギリでした。


続いてバック開始。

謎鉄板を使って道路脇の空き地に進入していきます。
後部ドーリーは目一杯ステア、
トラクタも複雑な動きで前部ドーリーをコントロールします。


完全に空き地に入ったら切り返し。

トラクタが信号電柱を避けながら
その手前から交差点左方向を向きます。


そして前進。

歩道の段差を乗り越え、そのまま交差点に進入します。
ドーリーも段差でガコンとなりながらトラクタに続きます。


無事に交差点通過。

このダイナミックな通過は約10分程で完了しました。
よくこんな方法を考えますね〜。
皆さんも交差点を曲がり辛いときはこの方法をお使いください。


その後もしつこく後をつける我々。助手席からの撮影です。

ここからの道は割と広く、
トレーラーはスピードを上げてスムーズに進んでいきます。
上り坂も余裕の馬力でゴンゴンと登っていきます。


とは言え、途中には何ヶ所かの要注意ポイントが。

カーブがキツいところではその都度作業員さんが降りて、
ドーリーのステアを使いながらゆっくりと移動します。
また電線が道路を渡っているところでは、
長い竿で電線を下から持ち上げてクリアさせます。


そして現場近くに到着。

薄霧のかかる幻想的な風景の中、
トレーラーは先導車と供に道路脇の工事用道路に消えていきました。
移動距離18km、約1時間半の行程でございました。


無事見届けた後、ちょっと延長の偵察に。

串木野港に寄ってみますれば、
ナセルが1基運ばれておりました。
上のカバーを残し、下側のみを運ぶことで
高さの問題をクリアしているようです。


その奥には MB SKのあの4軸が。写真は超手ブレ(汗。

後ろは Goldhoferの5軸でございました。
この MB+5軸で支柱を運び、
スーパーグレート+5軸でナセルを運んでるようです。


夜間移送と言うものを初めて見ることができて大感激でした。
吊師さん、外薗運輸機工さん、日本通運さんと関係会社の皆さんに
大変お世話になりました。ありがとうございました。