我々取材班は知欠ジョー氏が LTM1160/2の塗り替え計画を立てているとの情報を入手し、
氏の塗装の腕前について確認するため、知欠ジョーの生態に詳しいハカセジョーの元を訪れた。
ハカセは棚から一台の模型を取り出し、我々の前に置いて話し始めた。
ハカセジョー「これは知欠ジョーが以前塗装した フェラーリ F40のプラモぢゃ。」
レポーター「白のフェラーリですか? また珍しい。」
ハカセジョー「いや、これはまだ下塗り段階ぢゃ。」
レポーター「あ、そうスか。」
ハカセジョー「まずはエンジンぢゃ。」
レポーター「ふうん、エンジンは以外とまともに塗れてる様に見えますが。」
ハカセジョー「うむ、ここはハケ塗りしたところぢゃ。塗装のうまい人から見れば色々とツッコミポイントもあるぢゃろうが、ここはまだマシなほうぢゃ。」
レポーター「と言うと、もっとひどいところがあると?」
ハカセジョー「そうぢゃ、このボディフロントを見るのぢゃ。最終的な赤の着色の準備としてスプレーで(1)グレー(2)薄いピンクと 2段階の下塗り(サーフェーサー)を塗ってるんぢゃが、(2)が思い切りムラになっとる。」
レポーター「ありゃ。」
ハカセジョー「ムラになって気分もムラムラぢゃ。」
レポーター「え。今何と?」
ハカセジョー「い、いや 別に何も(ポッ)。」
レポーター「ボディ下面はどんな感じなんですか?」
ハカセジョー「こうぢゃ。中央部は仕上げ色が黒ぢゃから、下塗りもテキトーでいいんぢゃが。」
ハカセジョー「問題はここぢゃ。下塗りが厚すぎて凸凹になっとる。」
レポーター「これは紙ヤスリで削って再塗装すればいいのでは?」
ハカセジョー「ところが再塗装を2度やって、まだこの有様なんぢゃ。」
ハカセジョー「そんなこんなで このプラモは1年も前からほったらかしぢゃ。」
レポーター「う。」
ハカセジョー「どうぢゃ、知欠ジョーの塗装の腕前は?」
レポーター「...だいぶ不安ですねぇ(-_-;。」
ハカセジョー「うむ、ワシもぢゃ(-_-;。」
これからの先行きに暗澹となる二人であった...。
プラモの塗装もままならんのに、初めての金属塗装がうまくいく可能性は...。