FAYMONVILLE COMBIMAX

ルクセンブルクの重量物トレーラーメーカー、フェイモンビル社の車輪地獄です。
モデル化はConrad社です。



箱です。幅およそ40cm。
ずっしり重いです。ハンドルが付いてて親切です。

フェイモンビル社はルクセンブルク、ベルギー、ポーランド、イタリア、ロシアに
計5つの生産拠点があり、年間3,000台のトレーラーを製造してるそうです。
同じトレーラーメーカーのコメット社も今はこのフェイモンビルの傘下だそうで。
そういえば昔デーモンヒルというF1ドライバーが居ましたが、関連はありません。

フェイモンビルのトレーラーはセミトレやら平床やらと色々シリーズがあり、
この車輪地獄トレーラーはコンビマックスというシリーズ名です。


箱オープン。

Conradらしくウレタンに包まれた各パーツが現れます。
いいですね~。ソソります。
中央ちょい上に小さい四角穴がたくさんあるのが目立ちますが、
後述するコネクタがウリャウリャと入っています。


同封の説明書。

A4両面プリントで、パーツリストと簡単な組立説明書になってます。


いざ車輪地獄のご紹介。
1軸が2つに、2軸~6軸まで。それとスペーサーという3軸分のフレーム。

知欠ジョー風に言うと、上からレディース盛ソバ、並盛、大盛、デカ盛、マックス盛、
それと手前にお子様ソバ2つ、並盛の器のみですね。
#器のみ?ということは、このソバの「具」は車輪部分だった!?
今明かされる驚愕の事実。


その他のパーツ。

一番奥が伸縮フロア、その手前が伸縮ビーム、
左がグースネックにドローバー、
真ん中のグレーの小パーツが各車輪地獄をつなぐコネクタ、
手前がリアバンパー、右がターンテーブルです。
コネクタは形状違いも含めて19個もあります。パンパーもふたつ。
この他に接続ピンやらの小パーツも揃ってます。


各台車の前後にコネクタを付けます。
パチパチと精度よくはまっていきます。

ところで、このモデルはステアリングなしとなってます。
パワーショベルを積んだ時にブームを落とし込む大きな溝
(エクスカベーター・トラフと言うらしい)が台車の中央にあるので
リンク機構を通すスペースが無かったんでしょうか。ちと残念。
車軸は飛行機でいうロール方向に2輪一体でスイングします。


エクスカベーター・トラフは
このようにフタのパーツでふさぐこともできます。

フタは端からスライドして入れる仕組みになっています。


コネクタを付け終わった台車。

いいですね~。ヤードのような雰囲気が出てます。
やっぱトレーラーは赤がイチバンですね。
グレー部分もメタリック塗装になっててきれいです。
全部で22軸88輪! ザ 地獄 オブ 地獄!! #なにそれ。


グースネックを付けて前から。

おっと、スペアタイヤ2輪を足して全90輪!!
グースネックは左右の脱着式スタンドで自立し、
後部にあるシリンダの伸縮で高さを変えられます。
このシリンダがConradらしく固いこと。あずきバーのごとし。


後ろから。

最後部にはコネクタを外してリアバンパーを付けます。
そのバンパーの上とグースネックの首には紅白ゼブラの車幅警告板を。
ちなみにこの6軸分で荷台長は16cm(実機で8m)、
グースネックを合わせた全長は26cm(13m)。


トラクタとつないでみましょう。

トラクタにACTROSを持ってきました。赤黒がベストマッチ。
トレーラー側はフロアに2軸をつないで16輪と似た構成に。
う〜ん、カックイイ。


16輪トレーラーとの比較。

フロアは長さ16cm(8m)。6軸台車と同じ長さです。
フロアは前後に伸縮可能で、伸長させると26cm(13m)になります。
実機のフロアは全体が鉄板だったり横にも伸縮したりと
色んなバリエーションがあります。


こんな構成も。

3軸スペーサーを使って2軸で5軸分。お得#なにが?
荷台長は14cm(7m)。
グースネックの無骨さもソソります。


最小構成はこちらの1軸。

かわいいですね~。
これでも積載量は15トン以上あるはずなのであなどれません。
何を運びましょうね~。巨大クチビルとか?
#あれ15トンもあるのかよ。


ドローバーに組み替えてフルトレに。

ドローバーは長さ7.5cm(3.75m)。ちょっと長めです。
みんな大好きなピントルフックにつないでウリャウリャです。


充実の内容による幅広いバリエーション。
非常に遊び甲斐のあるモデルです。
次パートでは全部をつないでみましょう。