突撃取材

鹿児島県の外薗(ほかぞの)運輸機工さんが
TADANO ATF360G-6を導入され、
テスト組立の様子を取材させていただきました。
その模様をご紹介します。


車中から。

外薗さん近くの交差点からです。またしても分かりやすくブームが見えております。この状態でいきなり90m超ですぞ。


して、ATF360Gとご対面。

おなじみの水色に赤帯の車体がお出迎えです。
今回はLTM1220の様な展示会は無く、
外薗さん本社のヤードで組立が行われてます。

メインブーム。

5段ESPです。フルブームの全長は60m。ごいす〜。
後部についてるのはブームの縦たわみを低減させる、名付けてTRA(Tawami Reduction Attachment)。通称「トラ!」。
これのおかげで作業半径が2m程アップするそうです。

ブームを縮めていきます。

ESPなので下から1段ずつ縮みます。全て縮み終わるまで7分弱。途中、シリンダが中で動いてる時はエンジン吹かしてるのに外見の変化がなくてちょっと寂しいです。
ブームを半透明にすればシリンダの動きも見えてバッチリになるですね。ぜひ採用していただきたいアイデアです。

先端にはフルオートジブ。

全長11.9〜32.6m。5度〜60度のチルトが可能です。
左右に貼り出してるのは、横たわみを低減させるICA(Integrated Crossbow Attachment)、通称「イカ!」。今度は魚介類です。
こ〜なったらも〜、EVIとかTACOとかいっぱい付けてほしいです。


ブームが完全に倒れました。

TRAとICAの構造がよくわかりますね。
引き続きアシストのSL-650Rやフォークリフトを使って
ジブの取り外しにかかります。

 
ジブの取り外し。

ジブには矢印の処にシリンダがありまして、
それを縮めることでジブを地面まで降ろします。

文章では分かりにくいので解説図。まあ親切。

ジブ下のシリンダからヘッドにワイヤーがグイーンとつながってます。シリンダがグワーンと縮むと、ワイヤーがドッギャーンと緩んで、ジブがポテと降りる訳です。
つまりグイーンとなってグワーンのドッギャーンのポテです。はい。


続いてワイヤーの取り外し。

TRAからICAに伸びるワイヤーを
ヘッドに付けたY字のパーツに引っかけ、
ブームをちょっと伸ばして支えて
ICA側のピンを抜きます。


めったに見れない?ジブの裏側。

この後、左右に伸びたICAを取り外します。


ジブの撤収。

ジブは単体で10.6トン。
ATF360本体の脇に移動です。

いざ、パート2へ。


堂々の360トンは大迫力。
こんなに間近で見られて、感謝感激でございます。