前回登場したサス検証用プロトですが、「さすって君」という名前がどうもしっくり来ないので改名します。新しい名前は『火曜サスペンション君』! 略して『火サス君 ♪で〜で〜で〜ん↓で〜で〜で〜ん↑』!! 全然略してねぇ。
ほんでですよ、サスを付けたからには、やっぱステアも付けたくないですか?付けたいですよね、お客さん。やっぱビールには枝豆、サスにはステアですよね。ということで、ステアも付けてみることにします。うりゃうりゃ。
ギミックとしてはこうです。車軸をリボン状と言いますか、直方体の上下無しの側面だけの状態にして、緑の部分は固定します。そうすると車軸が平行四辺形にフニフニと変形します。
んで、この軸の変形に合わせて、オレンジの点を支点にして左右連動して車輪がステアする事になります。21世紀の科学の最先端です。
実際の『火サス君 ♪で〜で〜で〜ん↓で〜で〜で〜ん↑』がこちら。実機は7軸の中の5軸ステアなのに間違って6軸ステアにしちゃったのはもちろん秘密です。車体の前端から後端まで長いロッドを仕込み、それぞれの車軸とつなぐことで、多軸ステアも連動させます。素晴らしい。もう22世紀の科学です。
そしてググッと多軸ステア。いいですね〜。ロッドは中央を支点としてスイングするようになっており、支点より前の3軸が同相ステア、後ろ3軸が逆相ステアします。ロッドのスイングで全軸が滑らかにステア可能で、支点から遠いほどステア角が自然に大きくなります。23世紀の科学です。
だがしかし、横から見るとロッドが思いきり目立っちゃってカッコワリーです。うむむ。アウトリガが無ければ、車体の中を通すことでロッドを隠せるんですがね〜。どうしても下にぶら下げるしかありません。ぐは。
せっかく23世紀の科学を仕込んだんですが、どうも見栄えがイケマセン。そもそもここまでしといて車輪が回転しないのはどうよって気もしますしね〜。虫ピンなどを軸にすれば、回転も仕込めそうです。またその一方で、あまりギミック満載にするのも全体のバランス的にどうよ、とも思います。むんむむむ。
ともあれ、この『火サス君 ♪で〜で〜で〜ん↓で〜で〜で〜ん↑』でサスとステアについて一応の目処が立ちました。本番でこれをどこまで組み入れるか、引き続き考えてみたいと思います。