スーパーリフト2段目の上にあるシーブブロックを
サポートクレーンで吊って移動します。
ドラムからワイヤーを引き出しながらの移動です。
移動先はスーパーリフト先端。
鉄骨を三角形に組んだシーブブコックコネクタを前方に出し、
その先にピンで接続します。
コネクタにはスタンドが付いており、
いまさらながらに敷いた材木の上にスタンドを立ててます。
#そのくせシーブブロックは地面に直置き。
シーブブロックのワイヤーの様子。
分かりやすいように緑色にしました。
上部と先端にある2枚のシーブを通しています。
ラチスの上でワイヤーがウネウネする様子も再現したんですが、
あまりよく見えてないですね(汗。
滅多に見れない、ラチス内部からのショット。
メインワイヤーを引き出すためのガイドロープを張ります。
ガイドロープはスーパーリフト1段目に巻いてあります。
ヒサビサに全景を見せた摩天楼をバックに、
ガイドロープを先端部のシーブに通していきます。
でもこの図ではどう通してるのかよくわかりませんね。
なのでガイドロープの張り方手順の解説です。
A,B,C,D、それぞれのシーブは左右2連になってます。
まずシーブA近くのガイドローラーに通し、
・シーブB左 ・シーブC左 ・シーブB右と
赤い矢印に従って張ります。複雑です。
そして折り返して来たガイドロープを
Aフレーム先端の第1ドラムにつなぎます。
人影君が第2ドラムの上に乗っちゃてます。
なかなかにワイルドに作業してますな。
ブライドルの接続です。
スーパーリフト先端からペンダント・ロッドが
ラチスの上面に沿って伸びてます。
#人影君の足下にあるヤツです。
その先にブライドルを接続します。
ガイドロープを巻き戻し、
第1ドラムのメインワイヤーを
このようにシーブに巻きます。
ワイヤーは水色にしています。
メインワイヤーの張り方手順。
ガイドロープを巻き戻して、
・シーブB右 ・シーブC左 ・シーブB左に
メインワイヤーを通します。
この状態でガイドロープを切り離し、
メインワイヤーを再び付け根側に折り返します。
ガイドロープは完全に巻き戻します。
#ふう、やっとページの半分まで来ました。
スーパーリフトの立ち上げまでもう少しです。
1段目のシーブブロックにクシのような形をした
治具(ジグ)を取り付けます。
メインワイヤーの先端はこの治具に接続してあります。
そしてシーブブロック全体をゴソッと持ち上げちゃいます。
ダイナミックですね〜。
このままメインワイヤーを巻き戻すと
シーブブロックが前方に引っ張られていきます。
ビヨンビヨン・ワイヤーを緩めながら
ゆっくりと移動してきました。
シーブブロックを先ほどのブライドルに取り付け、
治具を外します。
第1形体:デンデロリン・ワイヤー、
第2形体:ビヨンビヨン・ワイヤーが
最終形体にして真の姿、「ビシット・ワイヤー」になりました。
そう、このワイヤーはスーパーリフトを起伏するための
ワイヤーだったのです。今明かされる衝撃の真実!
第2ドラムからの2本目のメインワイヤーを引き出し、
1本目とともにシーブBとCを通して
ラチスの下まで引っ張りだしておきます。
ウエイト用のワイヤーの組み付けです。
直径10cmくらいある太いワイヤーを左右2本ずつ
コネクタに組み付けます。
ワイヤーをラチスに沿って這わせて、
端をスーパーリフト付け根付近まで持って来ます。
これにてようやく部材の組み付け完了です。
さあ、いよいよスーパリフトの起立です。
ビシット・ワイヤーがギギッと音を立てて、
全長35mのラチスがゆっくりと起き上がります。
起立させつつ先端のシーブブロックを吊って、
先端からぶら下げる形にします。
シーブブロックが完全にぶら下がったら
ブロックの上下を分離します。
そして下部を地面近くに保ったまま、
さらにスーパーリフトを起立していきます。
ド〜ンと起立した35mのスーパーリフト。
アウトリガのところに人影君が小さく見えます。
先端から垂れてるのはシーブブロック下部と
2本のメインワイヤーです。
この角度まで起立して、メインブームの組み上げに移ります。
組むぜ6へ。
スーパーリフトが立ち上がりました。
これからさらにメインブームが待ってるんで大変どすぇ。